モノクロ写真家の日記:84
もう、3月なのですね。
3/25からの個展「鉄の華 Ⅱ」は結局90点になりました。
あれもこれも入れたい!というものではなく、私と竹島先生が「これは入れるべきだろう。」と相談し、厳選した作品群です。
新しい取り組みについては、個展終了後にお知らせいたします。
ここで、つぶやきますが鉄工所は慣れれば表現しやすい場所だったのだなあ・・・と痛感します。
溶接は、職人さんを火花で照らしてくれる為、スローシャッターが出来れば、闇に光が灯るような美しい作品になります。
旋盤は、トップライトもあるし、手元にもライトを置いている所が多いので、光と影が美しい人物像を浮き上がらせてくれます。
つまり、私は鉄工所で色々な人々や光や状況に助けられていたことを痛感しています。
私の新たな取り組みは、その「助け」がない状態です。
遠隔操作のフラッシュを持参しようか、と師匠に相談したところ
「それをやると人工的な雰囲気になる。そこにある光を工夫して、作品を作りなさい。」
と一刀両断されました。( ;∀;)
(出張撮影ではちゃんとフラッシュ使っていますよ。ご安心ください。)
しかし、課題や苦悩があればこそ、考えに考え、乗り越えられた時はまた、表現力が向上すると信じています。
不器用なカメは新たな境地へ歩み出しています。
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