モノクロ写真家の日記:173

「兵庫県の工芸士さん達を撮影していて感じたこと。」

以前は、神戸下町の下請け鉄工所をテーマに撮影していました。

コロナ禍で下請け鉄工所は大企業からはしごを外されて、どんどん閉業していきました。

その有様を目の当たりにしてドラマ「下町ロケット」の神田正輝の顔が何度も浮かんで来たことを覚えています。(吉川晃司ではありません。)

特に長田区の鉄工所は、阪神淡路大震災で被災し今なおローンを払い直している所がございます。今となっては、恐縮すぎて現状を訊けない有様です。

工芸も、下請け鉄工所程ではありませんが、衰退産業になります。

日本が日本独自の文化を守ろうという姿勢がないからです。本気で守っていかないと兵庫県はおろか、全国的に「工芸」は近い将来なくなると思います。観光ツアーで少額の見学料を取る位ではどうにもなりません。

かえって時間を取られてしまう為、見学を断る工房も少なくありません。

今私が撮影しているのは、生き残りをかけて戦っている人々です。

己の技を磨き、知識や知恵を習得し、将来展望を見据えて頑張っています。

私は彼らを撮影側の立場で心から応援しています。

皆さんも「これだけは拘りたい!」と思う物位は、メイドイン日本を手に入れませんか?

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