モノクロ写真家の日記:118
【嫌なことがあっても、良い日がやってくる。】
まずは、宣伝から。
(写真集のご案内)
近い将来、無くなっていく兵庫県神戸市の「昭和の匂いがする下町の鉄工所」を3年間かけて撮影しました。職人の皆さんは、過酷な労働条件の中でも自分の技術力に自信を持ち、日々を戦っていました。いつの間にか彼らのことを「ラストサムライ」と呼ぶようになりましたが、本当に時間を共有できて良かったです。
職人の皆さんの、勇姿をどうかご覧ください。
特に2021年9月に出版いたしました「鉄のサムライ」は非常事態の中で撮影しました。(2020-2021年)大手企業が下請け鉄工所への発注を減らした為、危機的状況に追い込まれた多くの鉄工所が「撮影禁止」になりました。それでも、撮影対象を、造船所、大型鍛造所、大型鋳造所と広げていき、また別の鉄工所も探し、1年半かけて撮影したものです。職人の皆さんが、苦境の中でも乗り越えていく力強さを是非ご覧ください。
また、フィルムカメラ時代からの方々も納得できる「ダブルトーン印刷」で出版しております。モノクロの諧調が柔らかく、是非お勧めしたいです。宜しくお願いします!
【嫌なことがあっても、良い日がやってくる。】
最近は、色々なことがございました。でも、昨日は楽しかったです。
弦楽器工房の先生と、「こんな下町のところに!」と驚くような美味しいイタリアンレストランに行きました。先生の行きつけのお店だったので、メニューは先生にお任せしたのですが、とても美味しかったです。特に「りんごとゴルゴンゾーラチーズのピザ」は衝撃でした。メニューを頼んでくださった時には「本当はマルゲリータが良かったのに。」と内心思いましたが、食べてみるとびっくり!ほのかな甘みとチーズのバランスが絶妙で驚きました。お店の名前は失念しましたが、神戸市の大開駅の下にあります。探してみて下さい。
それから先生とは早々にお別れし、新開地の純喫茶「エデン」に行ってきました。ここの美味しいコーヒーと、マスターを観るだけで「帰ってきたなあ。」という安堵感がこみ上げます。「神戸下町市井堂」(Amazonより発売)を見せると、すぐにご購入頂き、嬉しいお土産まで頂戴いたしました。何よりも、マスターの嬉しそうな顔を観て、幸せな気分になりました。・・・ということで、昨日は「人との繋がり」の有難さをしみじみと感じました。
来月の住宅ローンの支払いが危ないほど、貧乏生活は続きますが、私は写真家になって良かった。写真で多くの素敵な方々と繋がることができるからです。
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