モノクロ写真家の日記:126
アンリ・マティスをご存じですか?
「色彩の魔術師」と言われたアンリ・マティス。フォービズムの代表的な画家です。
私は、当時絵の先生にマティスの画集を頂きましたが、ピンと来ませんでした。
しかし、京都の美術館で現物を観ることができてからマティスが好きになりました。
画集では出ない繊細な色の組み合わせが絶妙に感じました。
私は、ご存じの通り20-30代は画家を目指して頑張っていました。当時はまだパソコンが流通してなかった時期でした。美術館に行くのが楽しみでした。
そして、時代は令和。全家庭にスマホとパソコンがあり誰でも簡単に美術鑑賞できるようになりました。それが良いかどうかは疑問ですが。
私は、SNSを軽く見ていました。「光の塊」だから写真家の活動紹介に過ぎないと思ってました。写真集が売れない原因を作っているとは思ってもみませんでした。
写真展に足を運べない遠方の方にも「作品」を観てもらいたい。実際の作品に近づけるために2作目の「鉄のサムライ」はダブルトーン印刷を試みました。出版社の苦労と試行錯誤、私の更なる出費により、良質な写真集が完成しましたが、努力も虚しく、1作目より2作目は売れ行きが思わしくありません。未だに9月の出費が痛手となり、切り詰めた生活を送っています。(甘えている。働け!と仰らないでください。副業はやってます。)
今後は、遠近関係なく、ご支援して下さる方々とSNS上の関係で終わる方を区別させて頂きます。
ご支援して下さる方には、定期的にメッセンジャーにて「工人の軌跡」(匠人の作品)を送信いたします。諄い様ですが、これも写真家の一分です。どうか、心情をお汲み取り下されば幸いです。
神戸下町市井堂をアマゾンで販売しておりますが、下町の喫茶や飲食店の方は大変な状況にも関わらず、殆どのお店の方が写真集を買って下さいました。涙が出るほど嬉しかった。
あらためて、感謝申し上げます。
今からでも全然遅くありません。いつでも、写真集の購入をお待ちしております。
宜しくお願いいたします。
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