モノクロ写真家の日記:185

【具現化すること難しさと大切さ】

ここ半月程度、150枚に及ぶA3プリントを刷り続けました。12月13日(水)~17日(日)に兵庫県立美術館原田の森ギャラリーで個展を開催する準備です。

私はいつも早めに準備します。ゆっくり慎重にプリントしたいので。

撮影直後にPhotoshopで編集し、まずはA4プリントを納得いくまで出しますから、A3プリントで失敗することは少ないのですが、それでも拘りが出るので何十枚(15-20枚位)かを破棄しました。(;^_^A

私は業者には任せません。だからA3プリントなんですが、如何せん小さい。会場は以前の神戸アートヴィレッジセンターよりも広くなりましたから、前回は焦りました。

120枚プリントを持参したのですが、「スカスカ感」が出てしまい、あわてて搬入日の翌日(初日の朝)に前回出したプリントを10数枚程度貼りました。

今回は、9月に開催しましたアイデムフォトギャラリーシリウスでの経験を生かして、レイアウトを決め、見取り図に当てはめて試行錯誤できましたので、搬入日に慌てることはなさそうです。

よくよく考えると、これが常識なんですよね。今までいつもお手伝い頂いている竹島師匠に甘えすぎていたのだと思います。

パソコンの光の塊が、プリントすることにより具現化する。作品の価値は、データーではなく、プリントした写真にあると信じています。

しかし、インクと神の価格高騰・・・私は絶対にやりませんが、10円プリントされる方々の気持ちが分かるような気がします。

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