モノクロ写真家の日記:235
【写真家のズッコケ撮影体験 その①】
まずは、お知らせから・・・。
2024年11月に開催した個展の図録になります。
今回も力作揃いです。1xを8月に開始してから「観る目」が格段に上がってきています。
1xの掲載・受賞作品も入っています。
興味がございます方は、是非お求めください!!!
【写真家のズッコケ撮影体験 その①】
写真家と名乗る以上は、何度も工房に足を運び工房の空気感や相手との関係性、自分の没入感まで表現しないと「作品」とは言えないと思っています。最低3回は行かないと「作品」になりません。不器用なのでしょうが、私なりの理由を書きたいと思います。
一回目:長谷川、工芸士さん共に初対面で緊張する。→多くの反省点を次回に繋げる。
二回目:長谷川は反省点を踏まえ、少し余裕が出てくる。工芸士さんはまだ緊張が解けていない。
三回目:長谷川は、ある程度リラックスして撮影ができるようになる。様々なアングルも狙えて、被写体に集中できるようになる。工芸士さんもやっと緊張が解けてくる。
・・・ということで、人にもよりますが3回は行かないと「作品」にはなりません。
福井県に行った時には、「2泊3日」撮影したので、なんとか形になりました。
なのに、先日出向いた和紙工房は事前にその旨をお伝えしたにもかかわらず出向いてみれば「1回でお願いします。」と言われた。竹島師匠に「無駄切りになるから、その場で帰ってきたら良かったのに。」と言われました。次回はそうします。
出来上がったデーターを私の写真評論家である息子ちゃんに観てもらったら「出張撮影の匂いがする。せっかく来たからちゃんと撮らなあかん、という義務感で撮影していて作品になっていない。」と一蹴。それを訊いた竹島師匠が大笑いしていました。
「工芸士を何気なくスマートに撮影している」と誤解されては困りますので、この様な失敗談を連載にしてみようかと思います。笑ってやってください。(;^_^A
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