モノクロ写真家の日記:150
【写真家とは何か】
遅くなりまして申し訳ございません。新年から、3月の個展に向けて準備をしているうちに、10日以上経ってしまいました。
ここで、「一年の抱負」などカッコいいことを書くよりも、最近ようやく悩み始めた「写真家とは何か。」についてお話したいと思います。
今箇条書きするとこんな感じです。
・写真家とは職業に非ず。・・・ごくごく一部の有名な方々を除いて、この職業は成り立ちません。個展までは持ち出しばかりで、利益につながることはまず殆どありません。そして、個展も何とか黒字にしているのが現状です。
・写真家とは?・・・それぞれのスタンスを持って「物語を追求していく」存在なのかもしれません。私は、現在兵庫県内の工芸士ですが、表現に深みを与えるため何度もお訪ねしています。1回きりでは取材のような表面的な作品しかできない為です。
・なぜそんな写真家の道を選んだのか?・・・気が付いたら、写真家になっていました。最初の塩屋漁港で3年、神戸下町の鉄工所で3年、工房でバラつきはありますがだいたい1年ちょっとでしょうか。写真を始めた何もわからない頃に「お前は写真家向きだ。」と竹島師匠に指摘され、意味もわからずポカンとしていた事を今も思い出します。
・これから写真家としてどうするのか?・・・とにかく今年は3回(1回は東京)の個展を成功させることです。人間の目は鈍感で、意識しないと多くの物を見逃してしまいます。より、深く、幅広く、柔軟に観れる目を、心を養いたいです。新たな支援者様との出会いも楽しみにしています!
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