モノクロ写真家の日記:168

【表現者としての在り方を考える。】

最近、ある工芸士の方と他愛もない話をしました。

その工芸士の方は、大変評判の良い人格者です。

私が、新たな工芸士を撮影すること、その方の作品は素晴らしいと思う旨をお伝えしたところ、こんなアドバイスをして下さいました。

「作品がどんなに素晴らしくても、その作り手の人格が立派とは限りませんよ。」

不器用な私には、少しピンと来ませんでした。

私は勿論人格者ではありません。人からみて誰からでも良い人ではないでしょう。

特に個展では、言いがかりやケチをつける方々に「帰ってください。」と厳しい態度を取り続けました。媚も売らないので、生意気だとも思われていることは想像に難くないです。

ですが、自分なりにいつも傍に「写真の神様」がいると想像し、正しくありたい、

優しくありたい、良くありたいと日々心がけています。

今度は、竹島師匠に「凄い作品を作るけど、その人格は全く違う酷い人っているものでしょうか。」と尋ねました。

師匠は「沢山いるよ。でも、長谷川さんはそれでは良い作品が出来ないと信じて頑張ってきたんだから、貴方なりの道を歩みなさい。人それぞれ道は違うのだから。」とアドバイスして下さいました。

そうか。

自分の物差しを押し付けてはいけない。

自分は自分なのだ、と再認識しました。

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